give me と give you の使い方は? give it a try までわかる give の基本
「give は『あげる』でしょ」で止まると、会話では少し足りません。give は「人に物を渡す」だけでなく、「人に何かを与える」という形でとてもよく使う動詞です。
この記事では、give me と give you の基本形、give + 人 + 物 の語順、そして会話でよく出る give it a try の意味と使い方をやさしく整理します。
give + 人 + 物は「人に物を与える」が基本give meとgive youの違いは、受け取る人が違うだけgive it a tryは「それを試してみる」という言い方give me itのように言いにくい形もあるので注意
まず結論:give は「誰に、何を」が見えると使いやすい
初心者がまず覚えたい形はこれです。
give + 人 + 物give + 物 + to + 人
たとえば次の2つは、ほぼ同じ意味です。
Give me the key.
鍵を私にちょうだい。Give the key to me.
鍵を私にちょうだい。
会話では give + 人 + 物 がとてもよく使われます。give me も give you も、この形の一部です。
ここがポイント:
give meやgive youはそれだけで覚えるより、give + 人 + 物の形で覚えると会話で使いやすくなります。
give のコアイメージ
give の中心にあるのは、何かが自分から相手へ移る感覚です。
物を渡すときはもちろん、目に見えないものにも使えます。
物を渡す
give me the book
私にその本を渡すgive you some water
あなたに水をあげる
目に見えないものを与える
give me advice
私にアドバイスをするgive you a chance
あなたに機会を与えるgive me an idea
私にアイデアをくれる
ここが大事です。give は「物をあげる」だけの単語ではありません。会話では、help, advice, a chance, an idea, a call のような言葉とよく組み合わさります。
give me と give you の違い
結論は単純です。違うのは受け取る人だけです。
meは「私に」youは「あなたに」
give me
話し手が受け取るときに使います。
Give me a minute.
ちょっと1分ちょうだい。Give me your name.
あなたの名前を教えてください。
give you
聞き手が受け取るときに使います。
I’ll give you a map.
あなたに地図を渡します。Let me give you an example.
例をひとつ出しますね。
give me は「私にちょうだい」、give you は「あなたにあげる」と考えるとわかりやすいです。
give+人+物 の基本パターン
この形は、中学英語でよく出る「人」と「物」が並ぶ形です。
いちばんよく使う形
give me the pengive you some timegive her a callgive them a chance
「誰に先に届くか」が見えるので、会話でスッと出しやすい形です。
to を使う形
こちらも正しい形です。
give the pen to megive some time to yougive a call to her
ただし、いつもこちらが自然とは限りません。ふつうの会話では、特に短い文なら give + 人 + 物 のほうがよく使われます。
目に見えないものは give + 人 + 物 が特に大切
advice、an idea、a shock のように、目に見えないものでは give someone something の形が自然なことが多いです。
He gave me some advice.
彼は私に助言をくれました。The news gave me a shock.
その知らせは私を驚かせました。
give it a try はどういう意味?
give it a try は、それを試してみるという意味です。
ここでの it は、すでに話に出ているものを指します。たとえば、新しい食べ物、新しい勉強法、新しいアプリなどです。
Give it a try.
試してみて。I’ll give it a try.
やってみるよ。
try it と何が違う?
意味はかなり近いですが、give it a try のほうが少しやわらかく、「まずは一回やってみよう」という感じが出ます。
Try it.
それを試して。Give it a try.
とりあえずそれを試してみて。
すすめる言い方として使いやすいのは give it a try です。
例文でまとめて確認
give me / give you の例文
-
Please give me some water.
水を少しください。
飲み物をお願いするときの基本形です。 -
I’ll give you my number.
あなたに私の電話番号を教えます。
連絡先を伝える場面で使えます。 -
Can you give me a hand?
手伝ってくれる?
a handは「手」ではなく「手助け」という定番表現です。 -
Let me give you some advice.
少しアドバイスさせてください。
少し丁寧に言いたいときに便利です。
give it a try の例文
-
This app is easy. Give it a try.
このアプリは簡単だよ。試してみて。
新しいものをすすめる場面です。 -
I’m not sure, but I’ll give it a try.
できるかわからないけど、やってみるよ。
少し自信がないときにも自然です。 -
Why don’t you give it a try?
試してみたら?
やさしく提案するときによく合います。
会話でどう使う?
カフェで
A: Can I try this cake?
B: Sure. Give it a try.
A: このケーキ、試していい?
B: もちろん。食べてみて。
友だちとの会話
A: I can’t open this.
B: Give it to me.
A: これ開けられない。
B: 私に渡して。
勉強の場面で
A: This way looks difficult.
B: Just give it a try.
A: このやり方、難しそう。
B: とりあえずやってみて。
よくある間違い
ここは実際に引っかかりやすいところです。
1. give to me the book としない
give + 人 + 物 にするなら、to は入れません。
- 不自然:
Give to me the book. - 自然:
Give me the book. - 自然:
Give the book to me.
2. give me it は言いにくい
目的語が it のような短い代名詞のときは、ふつう give it to me の形が自然です。
- 不自然になりやすい:
Give me it. - 自然:
Give it to me.
同じように、
Give it to her.Send it to us.
のような形は会話でよく使います。
3. give it a try を直訳しすぎない
a try は「ひとつの試み」です。ですが日本語では毎回「ひとつの試みを与える」と考えないほうが自然です。
give it a try= それを試してみる
このまま一まとまりで覚えると使いやすくなります。
まとめ
give を使うときは、まず 「誰に、何を」 を意識すれば大きく外しません。
give meは「私に〜を」give youは「あなたに〜を」- 基本形は
give + 人 + 物 give + 物 + to + 人も使えるgive it a tryは「それを試してみる」
次に会話で使うなら、この3つから始めるのがおすすめです。
Give me a minute.Let me give you an example.I’ll give it a try.
この3つが口から出るようになると、give は「ただの あげる」ではなく、会話で動く便利な基本動詞に変わります。
