kind ofとsort ofの違いは?「少し」「なんとなく」を自然に言う使い方
英会話でよく出る kind of と sort of は、どちらも「少し」「なんとなく」「ちょっとそんな感じ」をやわらかく伝える表現です。
先に結論を言うと、意味はかなり近く、日常会話ではよく置き換えできます。 ただし、Cambridge Grammar でも示されている通り、kind of はアメリカ英語でよく使われ、sort of はイギリス英語でよく使われる という傾向があります。
- この記事で分かること
- kind of と sort of の基本の意味
- 2つがどんな場面で使われるか
- そのまま使いやすい短い例文
- 会話で自然に聞こえる言い方
- よくある間違いと注意点
結論:迷ったら「どちらもほぼ同じ」で大丈夫
まず初心者向けに整理すると、kind of と sort of は主に次の2つで使われます。
- 程度をぼかす: 「少し」「ちょっと」
- 言い方をやわらげる: 「なんとなく」「〜っぽい」「はっきりは言えないけど」
たとえば次のように使えます。
- I’m kind of tired.
少し疲れています。 - I’m sort of tired.
少し疲れています。
この2つはほぼ同じ意味です。大きな違いはまず 地域差と話し方の雰囲気 です。
ここがポイント: kind of と sort of は、意味の差を細かく気にしすぎるより、まず「断定をやわらげる表現」としてつかむと使いやすくなります。
コアイメージ:はっきり言い切らず、少しぼかす
kind も sort も、もともとは「種類」という意味があります。
そこから会話では、
- ぴったりそうだとは言い切れない
- 強く断定したくない
- 少し遠回しに言いたい
というときに kind of / sort of が使われるようになります。
1. 「少し」のイメージ
Merriam-Webster では、kind of も sort of も somewhat に近い意味、つまり「ある程度」「少し」と説明されています。
例:
- It’s kind of cold.
少し寒いです。 - This bag is sort of heavy.
このバッグは少し重いです。
ここでは、very cold や really heavy ほど強くありません。言いすぎず、ちょうどよく弱めています。
2. 「なんとなく」のイメージ
Cambridge では、kind of / sort of は 正確すぎない言い方 にすると説明されています。つまり、「うまく一語で言えないけど、こんな感じ」と伝えるときにも使えます。
例:
- It was kind of strange.
なんだか変でした。 - She sort of smiled.
彼女はちょっと笑うような感じでした。
この使い方では、数字のようにきっちり測るのではなく、話し手の感覚をやわらかく出しています。
kind of と sort of の違い
大事なのは、「まったく別の表現」ではないことです。初心者はまず共通点を押さえたほうが実用的です。
| 表現 | 基本イメージ | よく使う場面 | 傾向 |
|---|---|---|---|
| kind of | 少し、なんとなく、ちょっと | 感想、気持ち、断定を弱めたいとき | アメリカ英語でより一般的 |
| sort of | 少し、なんとなく、〜っぽく | 感想、あいまいな説明、言い方をやわらげるとき | イギリス英語でより一般的 |
地域差はあるが、意味はかなり近い
Cambridge Grammar では、kind of はアメリカ英語でより多く、sort of はイギリス英語でより多い とされています。
ただ、映画、ドラマ、SNS、会話では両方とも広く見かけます。なので、最初の一歩としては次の理解で十分です。
- アメリカ英語っぽく言いたいなら kind of を使いやすい
- イギリス英語っぽい会話では sort of もよく出る
- でも 意味の中心はほぼ同じ
どんなときに便利か
kind of / sort of は、次のような場面でとても便利です。
- 感想をやわらかく言いたいとき
- 相手を傷つけないように少しぼかしたいとき
- 自分でも言い切れない気持ちを出したいとき
- 「完全にそうではないけど、そんな感じ」と言いたいとき
例:
- I’m kind of busy right now.
今ちょっと忙しいです。 - That movie was sort of long.
あの映画は少し長く感じました。
使い方を例文でつかむ
ここでは、初心者がそのまま会話に入れやすい短い文に絞ります。
気持ちを言う
-
I’m kind of nervous.
少し緊張しています。
気持ちをそのまま強く言いすぎずに伝えられます。 -
I’m sort of excited.
ちょっとワクワクしています。
うれしい気持ちはあるけれど、落ち着いた言い方です。
感想を言う
-
This coffee is kind of strong.
このコーヒーは少し濃いです。
カフェや家での感想にそのまま使えます。 -
The room feels sort of small.
この部屋、少し狭く感じます。
断定を避けつつ感想を言えます。
はっきり言えない説明をする
-
It’s kind of a gray-blue color.
グレーと青の中間みたいな色です。
色をぴったり言い切れないときに便利です。 -
He sort of works with my brother.
彼は兄と少し仕事で関わっています。
関係をきっちり説明しにくいときに使えます。
予定や希望をやわらかく言う
-
I was kind of hoping to leave early.
少し早めに帰れたらと思っていました。
直接的に「帰りたい」と言うよりやわらかいです。 -
I’m sort of thinking about changing jobs.
転職をちょっと考えています。
まだ決定ではない気持ちを表せます。
会話ではこう使う
短い会話に入ると、使いどころが見えやすくなります。
カフェで
A: How’s your latte?
B: It’s kind of sweet.
A: Want some more milk?
B: Yeah, maybe a little.
A: ラテどう?
B: ちょっと甘いかな。
A: もう少しミルク入れる?
B: うん、少し入れたいかも。
友だちとの予定
A: Do you want to go out tonight?
B: I’m sort of tired. Maybe tomorrow?
A: Sure, tomorrow works.
A: 今夜出かける?
B: ちょっと疲れてるんだ。明日でもいい?
A: いいよ、明日で大丈夫。
買い物で
A: Do you like this jacket?
B: Kind of. I like the color, but it’s a little big.
A: Then let’s check another size.
A: このジャケット好き?
B: まあ、ちょっと。色は好きだけど、少し大きいね。
A: じゃあ別のサイズを見よう。
このように、Yes / No を強く言い切らない会話 でとても使いやすい表現です。
よくある間違い
ここは実際に混同しやすいポイントです。
1. 「種類」の kind of / sort of と混ぜる
次の文では、kind of / sort of は「少し」ではなく「種類の」です。
- What kind of music do you like?
どんな種類の音楽が好きですか。 - It’s a sort of cheese.
それはチーズの一種です。
一方で、こちらは「少し」「なんとなく」です。
- I’m kind of sleepy.
少し眠いです。 - It sort of hurts.
ちょっと痛いです。
後ろに名詞が続いて「どんな種類か」を聞いているのか、形容詞や動詞をやわらげているのか を見ると区別しやすくなります。
2. フォーマルな文で使いすぎる
kind of / sort of はかなり会話的です。メールや学校のかたい英文では、毎回使うと少しくだけすぎることがあります。
たとえば、フォーマル寄りなら次のように言い換えられます。
- kind of tired -> somewhat tired
- sort of difficult -> somewhat difficult
日常会話では自然ですが、面接、ビジネス文書、レポートでは使いすぎに注意 です。
3. 何にでも入れれば自然になるわけではない
便利だからといって毎文に入れると、逆にあいまいすぎます。
- I kind of like it. は自然
- I kind of went to the station yesterday. は文脈がないと不自然になりやすい
「気持ち・感想・評価・言いにくさ」を少しぼかすときに使う、と考えると失敗しにくいです。
迷ったときの使い分け
最後に、実際に選ぶときの目安を短く整理します。
- まずは kind of から覚える: アメリカ英語の会話でよく出て、初心者にも使いやすい
- sort of も同じ感覚で使える: イギリス英語の会話や、少し違う響きを出したいときに便利
- 強く言い切りたくないときに入れる: tired, busy, strange, difficult などと相性がいい
- 「種類」の kind / sort とは分けて考える: What kind of …? は別の使い方
まとめ
kind of と sort of は、どちらも 「少し」「なんとなく」「ちょっとそんな感じ」 を自然に伝える表現です。
今日のポイントは次の3つです。
- 意味はかなり近いので、最初はほぼ同じで覚えてよい
- kind of はアメリカ英語、sort of はイギリス英語でより一般的
- 感想や気持ちをやわらかく言うときに特に便利
次に英会話で使うなら、まずはこの3つからで十分です。
- I’m kind of tired.
- It’s sort of difficult.
- I kind of like it.
この3文が自然に口から出るようになると、「少し」「なんとなく」を英語でやわらかく言える場面がかなり増えます。
