there is と there are の使い方をやさしく整理|場所にあるものを説明するときの基本
「机の上に本がある」「公園にベンチが2つある」のように、ある場所に何があるかを言いたいときは、there is と there are を使います。結論はシンプルです。1つなら there is、2つ以上なら there are です。
ただし、初心者がつまずきやすい点もあります。is と are の違いだけでなく、a、any、no をどう合わせるか、質問ではどう形が変わるか、there's をどこまで使ってよいかも一緒に押さえる必要があります。
- この記事で分かること
there isとthere areの基本の違い- 場所の説明でどう使うか
- 否定文と疑問文の作り方
- 会話でよくある言い方と間違いやすい点
結論:1つなら there is、複数なら there are
まずはここだけ覚えれば大丈夫です。
there isは、1つのものがあるときに使うthere areは、2つ以上あるときに使う- 「どこにあるか」は文の後ろに置くことが多い
例を並べると、形が見えやすくなります。
There is a book on the table.机の上に本が1冊あります。There are two books on the table.机の上に本が2冊あります。There is a park near my house.私の家の近くに公園があります。There are many shops on this street.この通りには店がたくさんあります。
ここがポイント:
thereは「そこ」という意味で覚えるより、「何かがあることを出すための形」として覚えると使いやすくなります。
コアイメージ:there be は「ある・いる」を出す形
there is / there are は、英語で何かの存在を出すときの形です。日本語なら「あります」「います」に近い感覚です。
まず新しく出すときに使う
この形は、会話や説明の中で「そこに何があるか」を最初に出すときによく使います。
There is a cafe near the station.駅の近くにカフェがあります。
この文の中心は、「カフェが存在する」という情報です。まだそのカフェを相手が知らない前提で出しています。
場所の説明と相性がいい
特に使いやすいのは、次のような場面です。
- 部屋の中を説明するとき
- 地図や道案内をするとき
- お店や町の様子を話すとき
- 冷蔵庫、バッグ、机の上などの中身を言うとき
たとえば旅行中なら、There is a convenience store across the street. のように言えます。日常会話で出番が多い形です。
there is と there are の違いを場面で整理
違いは数です。ただし、使う名詞のタイプも一緒に見ると安定します。
1つのもの、数えられないものは there is
there is は、単数名詞か、数えられない名詞に使います。
There is a chair in my room.私の部屋にいすが1つあります。There is some water in the bottle.ボトルの中に水が入っています。There is a lot of noise outside.外はかなりうるさいです。
複数のものは there are
there are は、複数名詞に使います。
There are three students in the library.図書館に生徒が3人います。There are some apples in the kitchen.キッチンにりんごがいくつかあります。There are many people at the station.駅にはたくさんの人がいます。
迷ったら名詞を見る
初心者は is と are だけを見て混乱しがちです。そんなときは、後ろの名詞が1つか複数かを先に見てください。
a bookならthere istwo booksならthere arewaterのような数えにくいものならthere is
否定文と疑問文の作り方
ここを押さえると、ただ説明するだけでなく、質問したり「ない」と言ったりできます。
否定文
基本形は次の通りです。
- 単数:
There isn't ... - 複数:
There aren't ...
例文です。
There isn't a bank near here.この近くに銀行はありません。There isn't any milk in the fridge.冷蔵庫に牛乳はありません。There aren't any buses now.今はバスがありません。There are no seats here.ここには席がありません。
not any の形でも、no の形でも言えます。初心者はまず次の形をよく使います。
There isn't a ...There isn't any ...There aren't any ...
疑問文
質問では、is や are を前に出します。
- 単数:
Is there ...? - 複数:
Are there ...?
例文です。
Is there a restroom here?ここにトイレはありますか。Is there any coffee left?コーヒーは残っていますか。Are there any empty tables?空いているテーブルはありますか。
答え方もセットで覚えると会話で使いやすくなります。
Yes, there is.はい、あります。No, there isn't.いいえ、ありません。Yes, there are.はい、あります。No, there aren't.いいえ、ありません。
よく使う形をまとめて見る
形を一気に見たい人向けに、よく使うパターンを整理します。
| 使い方 | 単数・数えられない名詞 | 複数名詞 |
|---|---|---|
| 肯定文 | There is a park. | There are two parks. |
| 短縮形 | There’s a park. | 基本は There are |
| 否定文 | There isn’t a park. There isn’t any water. |
There aren’t any parks. |
| 疑問文 | Is there a park? | Are there any parks? |
例文で感覚を固める
ここでは、初心者がそのまま使いやすい短い文に絞ります。
場所を説明する例文
-
There is a cat under the table.テーブルの下に猫がいます。 部屋の中の様子を伝えるときの文です。 -
There are two pictures on the wall.壁に絵が2枚あります。 家や部屋の説明にそのまま使えます。 -
There is a convenience store next to the hotel.ホテルの隣にコンビニがあります。 旅行先や道案内で便利な言い方です。 -
There are a lot of people in the park.公園にはたくさんの人がいます。 人の多さも自然に言えます。 -
There isn't any bread in the kitchen.キッチンにパンがありません。 家の中の確認で使いやすい形です。 -
Are there any chairs in this room?この部屋にいすはありますか。 教室や会議室でも使いやすい質問です。
会話ではこう使う
短い会話に入れると、使う場面がはっきりします。
カフェで席を探す
A: Are there any empty seats?
空いている席はありますか。
B: Yes, there are two by the window.
はい、窓際に2つあります。
ホテル周辺をたずねる
A: Is there a convenience store near the hotel?
ホテルの近くにコンビニはありますか。
B: Yes, there is one across the street.
はい、通りの向かいに1軒あります。
家の中を確認する
A: Is there any milk in the fridge?
冷蔵庫に牛乳はある?
B: No, there isn't.
ううん、ないよ。
よくある間違い
ここは初心者がかなり間違えやすいところです。先に知っておくと、変なくせがつきにくくなります。
there is と there are を数に合わせない
よくあるミスです。
There is two books on the desk.- 正しくは
There are two books on the desk.机の上に本が2冊あります。
two books が複数なので、are が必要です。
there are の代わりに話し言葉の there's をそのまま書く
会話では、複数でも there's が使われることがあります。
There's two chairs in the room.
ただし、学習の最初と普通の英文では There are two chairs ... を使うほうが安全です。特に学校英語、試験、ていねいな文章ではこの形を守ったほうがよいです。
there is のあとに the や名前を置きすぎる
there is / there are は、「何かがある」と新しく出す形です。そのため、すでに特定されているものを言うときには、別の言い方のほうが自然なことがあります。
- 少し不自然:
There is the cat on the sofa. - 自然:
The cat is on the sofa.猫はソファの上にいます。
「その猫はどこにいるか」を言いたいなら、The cat is ... のほうが合います。
まとめ:まずは3つの形を使い分ければ十分
there is と there are は、場所の説明でとてもよく使います。最初は次の3つをしっかり使い分ければ十分です。
- 1つなら
There is ... - 複数なら
There are ... - 質問なら
Is there ...?/Are there ...?
そのうえで、慣れてきたら次も意識すると実用的です。
- 数えられないものには
There is ... - 否定では
isn't any、aren't anyが便利 - 複数でも会話では
there'sを聞くことがあるが、自分で使うならまずはthere areが安全
次に英語で部屋や町の様子を説明するときは、There is a ... と There are ... から始めてみてください。知っている単語だけでも、かなり会話らしい文になります。
