stop to do と stop doing の違いをやさしく整理する
英語で stop のあとに動詞を置くとき、to do と doing では意味が変わります。
結論から言うと、stop doing は「していることをやめる」、stop to do は「何かをするために立ち止まる・中断する」です。
この記事では、次のことを整理します。
stop doingとstop to doの基本の違い- 「止まる」と「やめる」をどう見分けるか
- 日常会話で使いやすい短い例文
- 初心者が間違えやすいポイント
まず結論:やめるなら doing、目的なら to do
stop のあとを見るだけで、だいたいの意味が分かります。
stop doing:その動作をやめるstop to do:別の動作をするために止まる
たとえば、次の2文はかなり意味が違います。
-
I stopped smoking.
タバコを吸うのをやめました。 -
I stopped to smoke.
タバコを吸うために立ち止まりました。
1つ目は「禁煙した」「吸う行為をやめた」という意味です。2つ目は、歩いていたり運転していたりして、その途中で「タバコを吸うために止まった」という意味になります。
ここがポイント:
stop doingは「doing をやめる」、stop to doは「to do するために止まる」と考えると、かなり整理しやすくなります。
コアイメージ:stop は「続いていた流れを止める」
stop の基本イメージは、動きや行動の流れが止まることです。
ただし、そのあとに来る形によって、止まる対象が変わります。
stop doing:doing の動作そのものを止める
doing は「今していること」「続いている行動」と相性がよい形です。
そのため、stop doing は「その行動をこれ以上続けない」という意味になります。
- stop talking:話すのをやめる
- stop crying:泣くのをやめる
- stop using my phone:スマホを使うのをやめる
この形は、生活習慣、行動、うるさい音、迷惑な動きなどに使いやすいです。
stop to do:to do が「目的」を表す
to do は「〜するために」という目的を表すことがあります。
そのため、stop to do は「何かをしている途中で、別のことをするために止まる」という意味になります。
- stop to rest:休むために立ち止まる
- stop to take a picture:写真を撮るために立ち止まる
- stop to ask for directions:道を聞くために立ち止まる
ここでやめた行動は、文の中に直接出ないこともあります。たとえば We stopped to rest. なら、「歩いていた」「移動していた」など、前の流れを中断して休んだと分かります。
違いを表で確認する
スマホでも見やすいように、ポイントだけに絞って比べます。
| 形 | 意味 | よく使う場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|
stop doing |
〜するのをやめる | 習慣、行動、会話、音、作業を止める | doing の動作をやめる |
stop to do |
〜するために止まる | 移動中、作業中、何かの途中で別のことをする | to do は止まる目的 |
同じ動詞でも、形が変わると意味が変わります。
- stop working:仕事をやめる、作業を止める
- stop to work:仕事をするために立ち止まる、作業するために中断する
日常会話では stop working のほうがよく使いやすい形です。たとえばパソコンが動かなくなったときも、My computer stopped working. と言えます。
例文で使い方を確認する
ここでは、初心者がそのまま使いやすい短い例文で見ていきます。
stop doing の例文
-
Please stop talking.
話すのをやめてください。
会議中、授業中、映画中などに使える表現です。 -
I stopped drinking coffee at night.
夜にコーヒーを飲むのをやめました。
習慣をやめたときに使います。 -
The baby stopped crying.
赤ちゃんが泣きやみました。
続いていた動作が終わったことを表します。 -
My phone stopped working.
私のスマホが動かなくなりました。
機械やアプリが正常に動かなくなったときにも使えます。
stop to do の例文
-
We stopped to take a picture.
私たちは写真を撮るために立ち止まりました。
旅行や散歩中の場面で使いやすい文です。 -
I stopped to buy some water.
水を買うために立ち寄りました。
移動中にコンビニや店に寄った場面に合います。 -
She stopped to check her phone.
彼女はスマホを確認するために立ち止まりました。
歩いている途中や作業中の中断を表せます。 -
He stopped to ask a question.
彼は質問するために立ち止まりました。
授業、職場、道案内などで使えます。
日常会話ではこう使う
短い会話で見ると、違いがさらに分かりやすくなります。
カフェでの会話
A: I stopped drinking coffee at night.
夜にコーヒーを飲むのをやめたんだ。
B: Really? Why?
本当?どうして?
A: I couldn’t sleep well.
よく眠れなかったから。
ここでは stopped drinking なので、「コーヒーを飲む習慣をやめた」という意味です。
旅行中の会話
A: Let’s stop to take a picture.
写真を撮るためにちょっと止まろう。
B: Good idea. The view is nice.
いいね。景色がきれいだね。
ここでは stop to take なので、「写真を撮る目的で立ち止まる」という意味です。
よくある間違いと直し方
この表現で多い間違いは、日本語の「止める」「やめる」をそのまま英語に当てはめてしまうことです。
「タバコをやめた」を stop to smoke にしない
「タバコをやめた」と言いたいときは、次のように言います。
-
正しい: I stopped smoking.
タバコを吸うのをやめました。 -
違う意味: I stopped to smoke.
タバコを吸うために立ち止まりました。
to smoke にすると、「吸うために止まった」になります。禁煙の意味にはなりません。
「泣きやんだ」は stop crying
「泣くのをやめた」は stop crying です。
- The child stopped crying.
その子は泣きやみました。
The child stopped to cry. だと、「泣くために立ち止まった」という不自然な意味に近くなります。特別な文脈がないかぎり、日常会話では使いにくい文です。
stop + 人 + from doing もある
少しだけ応用です。
「人が〜するのを止める」「〜させない」と言いたいときは、stop 人 from doing がよく使われます。
-
The rain stopped us from going out.
雨のせいで私たちは外出できませんでした。 -
I stopped him from making a mistake.
私は彼が間違えるのを止めました。
ここでは from doing が入ります。stop doing と形が似ていますが、「誰か・何かがその行動をするのを止める」という意味です。
迷ったときの見分け方
文を作るときは、次の質問をしてみてください。
-
「その行動をやめた」と言いたい?
→stop doing -
「別のことをするために立ち止まった」と言いたい?
→stop to do
たとえば「歩くのをやめた」なら I stopped walking. です。
一方で「休むために立ち止まった」なら I stopped to rest. です。
この2つは、文の中で見ている行動が違います。
I stopped walking.:walking をやめたI stopped to rest.:rest するために止まった
あとに来る動詞をしたいのか、それともやめたいのか。 ここを見ると選びやすくなります。
まとめ:今日覚えるポイント
stop to do と stop doing は、形が似ていても意味ははっきり違います。
stop doing:〜するのをやめるstop to do:〜するために止まるI stopped smoking.は「タバコをやめた」I stopped to smoke.は「タバコを吸うために止まった」
まずは、この2文をセットで覚えると実用的です。
次に英作文や会話で迷ったら、「その動作をやめるのか」「その動作をするために止まるのか」を確認してみてください。そこが分かれば、doing と to do の選び方はかなり楽になります。
