take off・take out・take upの違いを基本イメージで整理する
take は「手に取る」「持っていく」という基本イメージを持つ動詞です。ここに off / out / up が付くと、意味の方向が変わります。
この記事で分かることは次の3つです。
- take off は「離す・外す・出発する」方向で使う
- take out は「中から外へ出す」「外へ連れて行く」方向で使う
- take up は「始める・場所や時間を取る」方向で使う
同じ take でも、後ろの小さな単語を見ると使い分けがかなり楽になります。
結論:off は離れる、out は外へ、up は始める・占める
まずはざっくりした違いを押さえましょう。
| 表現 | 基本イメージ | よく使う意味 | 使う場面 |
|---|---|---|---|
| take off | くっついているものが離れる | 脱ぐ、外す、離陸する、休みを取る | 服、飛行機、仕事の休み |
| take out | 中から外へ出す | 取り出す、持ち帰る、連れて行く | 財布、ゴミ、食べ物、外出 |
| take up | 上に持ち上げて始める/場所を占める | 始める、時間や場所を取る | 趣味、仕事、スペース、時間 |
ここがポイント: take の意味だけで考えず、後ろの off / out / up が「どちらへ動く感じか」を見ると、丸暗記になりにくくなります。
take の基本イメージ:「手に取って動かす」
take は中学英語で早く出てくる基本動詞です。意味は「取る」だけではありません。
たとえば、次のように使います。
- take a bus:バスを利用する
- take a picture:写真を撮る
- take a break:休憩を取る
共通しているのは、「何かを自分のほうに取る」「選んで動かす」という感覚です。
そこに小さな単語が付くと、動きの方向がはっきりします。
off のイメージ:くっついていたものが離れる
off は「離れて」「外れて」という感じです。
だから take off は、服や帽子を体から離すときに使えます。飛行機が地面から離れるときにも take off を使います。
out のイメージ:中から外へ
out は「外へ」です。
箱、ポケット、部屋、家など、内側にあるものを外へ出すときに take out が合います。
up のイメージ:取り上げる・使い始める
up は「上へ」だけでなく、「取り上げる」「始める」「場所や時間を占める」という感じでも使われます。
趣味を始めるときの take up や、スペースを取るときの take up はこのイメージです。
take off の使い方:外す・脱ぐ・離陸する
take off は「何かが離れる」場面でよく使います。
服や身につけているものを外す
- Please take off your shoes. 靴を脱いでください。
日本語では「脱ぐ」ですが、英語では「足から靴を離す」と考えると take off が自然です。
- Take off your jacket. It’s warm inside. ジャケットを脱いで。中は暖かいよ。
jacket, coat, hat, glasses など、身につけているものによく使えます。
飛行機が離陸する
- The plane takes off at 9:00. その飛行機は9時に離陸します。
飛行機が地面から離れるので take off です。旅行や空港の会話でよく出ます。
仕事や学校を休む
- I’ll take Monday off. 月曜日は休みを取ります。
この場合は off が「仕事から離れる日」を表します。会社の予定を伝えるときに便利です。
take out の使い方:中から外へ出す・持ち帰る
take out は「内側から外側へ出す」が中心です。
物を取り出す
- He took out his phone. 彼はスマホを取り出しました。
ポケットやバッグの中から外へ出す動きです。
- Please take out the trash. ゴミを出してください。
家の中にあるゴミを外へ出すので take out を使います。
食べ物を持ち帰る
- Can I take this out? これを持ち帰れますか。
レストランやカフェで使える表現です。アメリカ英語では takeout が「持ち帰り」の意味でよく使われます。
人を外へ連れて行く
- I took my sister out for lunch. 妹をランチに連れて行きました。
人を「外へ連れ出す」感じです。食事、映画、デートなどの場面で使えます。
take up の使い方:始める・時間や場所を取る
take up は、初心者にとって少しつかみにくい表現です。ポイントは「何かを取り上げて、自分の活動やスペースに入れる」感覚です。
趣味や活動を始める
- I took up tennis last year. 去年テニスを始めました。
start tennis でも意味は通じますが、take up tennis は「新しい趣味や活動として始めた」という感じが出ます。
- She wants to take up painting. 彼女は絵を始めたいと思っています。
hobby, sport, language などと相性がいい表現です。
時間や場所を取る
- This sofa takes up too much space. このソファは場所を取りすぎます。
ソファが部屋のスペースを占めている、という意味です。
- The meeting took up the whole morning. その会議で午前中が全部つぶれました。
時間を「使ってしまう」「占める」ときにも take up が使えます。
日常会話での使い分け
短い会話で見ると、違いがつかみやすくなります。
玄関で
A: Should I take off my shoes? 靴を脱いだほうがいいですか。
B: Yes, please. はい、お願いします。
ここでは「靴を足から離す」ので take off です。
カフェで
A: Can I take this sandwich out? このサンドイッチを持ち帰れますか。
B: Sure. I’ll put it in a bag. もちろんです。袋に入れますね。
店の中で食べず、外へ持って行くので take out です。
趣味の話で
A: I want to take up yoga. ヨガを始めたいんだ。
B: That sounds nice. いいね。
新しい活動を始める話なので take up を使います。
よくある間違い
似ている表現なので、次の間違いがよく起こります。
「靴を脱ぐ」に take out を使ってしまう
誤り: I took out my shoes.
自然: I took off my shoes. 靴を脱ぎました。
shoes は体に身につけているものなので、基本は take off です。take out my shoes だと、バッグや箱の中から靴を取り出したように聞こえます。
「財布を取り出す」に take off を使ってしまう
誤り: I took off my wallet.
自然: I took out my wallet. 財布を取り出しました。
財布はポケットやバッグの中から外へ出すものなので take out が自然です。
「趣味を始める」に take out を使ってしまう
誤り: I took out guitar.
自然: I took up guitar. ギターを始めました。
趣味や活動を始めるときは take up を使えます。ただし、会話では I started playing guitar. もとても自然です。初心者はどちらも覚えておくと便利です。
まとめ:後ろの単語で動きの方向を見る
take off・take out・take up は、take だけで意味を決めようとすると混乱します。
今日覚えるポイントはこの3つです。
- take off:体や地面、仕事などから「離れる」
- take out:中から「外へ出す」
- take up:新しく「始める」、または時間や場所を「取る」
迷ったら、まず日本語をそのまま英語にしようとせず、「何がどこからどこへ動いているか」を考えてみてください。
靴なら体から離れるので take off。財布ならポケットの中から外へ出るので take out。新しい趣味なら活動として取り上げるので take up。この順番で判断すると、日常会話でも選びやすくなります。
