talk to / talk with / talk about の違いをやさしく整理:相手と話題を分けて考えよう
英語で「話す」と言いたいとき、talk to、talk with、talk about のどれを使えばいいか迷うことがあります。
結論から言うと、話す相手を言うなら talk to / talk with、話す内容を言うなら talk about です。
この記事で分かることは次の3つです。
talk toとtalk withの基本的な違いtalk aboutが「話題」を表す理由- 日常会話でそのまま使いやすい例文と会話例
難しく考えすぎなくて大丈夫です。まずは「誰に話すのか」と「何について話すのか」を分けて見るところから始めましょう。
まず結論:相手なら to / with、話題なら about
talk は「話す」という意味の動詞です。そこに続く前置詞によって、見るポイントが変わります。
talk to 人:人に話す、話しかけるtalk with 人:人と話す、会話するtalk about 物・事:物事について話す
たとえば、次の3文は似ていますが、見ている場所が違います。
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I talked to my teacher.
先生に話しました。 -
I talked with my teacher.
先生と話しました。 -
I talked about my homework.
宿題について話しました。
my teacher は「話す相手」です。だから to や with が自然です。
my homework は「話題」です。だから about を使います。
ここがポイント:
talk to / talk withは「相手」、talk aboutは「話題」をつなぐ表現です。
コアイメージで見る talk to / talk with / talk about
前置詞を丸暗記すると混乱しやすくなります。ここでは、中学英語で習うような基本イメージで整理します。
to は「相手の方向へ」
to には「〜へ」という方向のイメージがあります。
そのため talk to someone は、言葉が相手のほうへ向かう感じです。話しかける、相談する、注意するなど、こちらから相手に言葉を向ける場面でよく使います。
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Can I talk to you?
ちょっと話してもいい? -
I need to talk to my boss.
上司に話さないといけません。 -
She talked to the customer.
彼女はそのお客さんに話しました。
talk to は一方的に聞こえることもありますが、必ず「一方通行」という意味ではありません。普通の会話にも使えます。ただ、意識の中心は「相手に話す」ことです。
with は「一緒に」
with には「〜と一緒に」というイメージがあります。
そのため talk with someone は、相手と一緒に会話している感じが出ます。お互いに話したり聞いたりする、落ち着いて話し合う、という場面に合います。
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I talked with my friend for an hour.
友だちと1時間話しました。 -
She talked with her parents about college.
彼女は大学について両親と話しました。 -
We should talk with the team first.
まずチームと話したほうがいいです。
日常会話では talk to と talk with が入れ替えられる場面も多いです。ただし、with は「会話に参加している人が一緒にいる」感じを出しやすい表現です。
about は「話題のまわり」
about は「〜について」という意味で使います。
talk about something は、人ではなく、話しているテーマを示します。仕事、予定、映画、問題、気持ちなど、話の中身を言いたいときに使います。
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Let's talk about the plan.
その計画について話しましょう。 -
We talked about the movie.
その映画について話しました。 -
Don't talk about it now.
今そのことについて話さないで。
talk about の後ろには、基本的に「話題」が来ます。人の名前が来ることもありますが、その場合は「その人について話す」という意味になります。
We talked about Ken.
私たちはケンについて話しました。
これは「ケンに話した」ではありません。ケン本人がその場にいない場合でも使えます。
違いを比較表で整理
3つの表現は、次のように分けると使いやすくなります。
| 表現 | 中心になるもの | 基本イメージ | よく使う場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
talk to 人 |
話す相手 | 相手の方向へ話す | 話しかける、相談する、伝える | 相手を言う表現。話題を言うなら about も足す |
talk with 人 |
一緒に話す相手 | 相手と一緒に会話する | 話し合う、ゆっくり会話する | talk to と重なる場面も多い |
talk about 物・事 |
話題 | 〜について話す | 予定、問題、趣味、人のことを話す | 「人に話す」という意味にはならない |
実際の文では、組み合わせて使うこともできます。
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I talked to my sister about the trip.
旅行について姉に話しました。 -
I talked with my sister about the trip.
旅行について姉と話しました。
この2文はどちらも自然です。違いは、to が「姉に話した」感じ、with が「姉と会話した」感じを出すところです。
例文で使い方を確認しよう
ここからは、初心者がそのまま使いやすい短い文で確認します。
talk to の例文
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Can I talk to you for a minute?
ちょっと話してもいいですか?
相談や確認をしたいときに使いやすい定番表現です。 -
I talked to the manager.
マネージャーに話しました。
お店、職場、ホテルなどで「担当者に話した」と言いたいときに使えます。 -
You should talk to your teacher.
先生に話したほうがいいよ。
困ったことを相談する場面で使えます。
talk with の例文
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I talked with my friend after school.
放課後、友だちと話しました。
普通の会話を表す自然な文です。 -
We talked with our neighbors yesterday.
昨日、近所の人たちと話しました。
複数の人と会話した場面に合います。 -
She wants to talk with you.
彼女はあなたと話したがっています。
落ち着いて話す、話し合う感じを出せます。
talk about の例文
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Let's talk about dinner.
夕食について話そう。
何を食べるか、どこへ行くかなど、話題を出すときに使えます。 -
They talked about soccer.
彼らはサッカーについて話しました。
趣味やスポーツ観戦の話題に使えます。 -
We need to talk about money.
お金について話す必要があります。
少しまじめな相談にも使える表現です。
日常会話ではこう使う
短い会話で見ると、3つの役割がより分かりやすくなります。
友だちに相談する
A: Can I talk to you after class?
授業のあと、ちょっと話してもいい?
B: Sure. What do you want to talk about?
もちろん。何について話したいの?
A: I want to talk about the homework.
宿題について話したいんだ。
ここでは、talk to you が「あなたに話す」、talk about the homework が「宿題について話す」です。
旅行の予定を話し合う
A: Did you talk with Mina?
ミナと話した?
B: Yes. We talked about the trip.
うん。旅行について話したよ。
A: Good. I want to talk with her too.
よかった。私も彼女と話したい。
talk with Mina は「ミナと会話する」、talk about the trip は「旅行を話題にする」という意味です。
よくある間違いと直し方
間違いやすいポイントは、「相手」と「話題」を混ぜてしまうことです。
間違い1:talk about を「人に話す」と思ってしまう
誤りやすい文:
I talked about my teacher.
これは「先生に話しました」ではなく、先生について話しましたという意味です。
「先生に話しました」と言いたいなら、次のようにします。
I talked to my teacher.
先生に話しました。
または、会話した感じを出すならこうです。
I talked with my teacher.
先生と話しました。
間違い2:話題を入れたいのに about を忘れる
誤りやすい文:
We talked the plan.
英語では、talk の後ろにそのまま話題を置く形は普通は使いません。「計画について話した」なら about を入れます。
We talked about the plan.
私たちはその計画について話しました。
間違い3:to と with の差を気にしすぎる
talk to と talk with は、実際には重なる場面があります。
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I talked to Sarah.
サラに話しました。 -
I talked with Sarah.
サラと話しました。
どちらも自然に使える場面があります。初心者はまず、次のように覚えると使いやすいです。
- 相談する、話しかける、伝える →
talk to - お互いに会話する、話し合う →
talk with - 話題を言う →
talk about
まとめ:まずは「誰」と「何」を分ける
talk to、talk with、talk about は、全部「話す」に関係する表現です。ただし、つないでいるものが違います。
今日覚えるポイントはこの3つです。
- 相手に話すなら
talk to someone - 相手と会話するなら
talk with someone - 話題について話すなら
talk about something
迷ったら、文を作る前に自分にこう聞いてみてください。
「言いたいのは、話す相手? それとも話す内容?」
相手なら to / with、内容なら about。この分け方ができると、talk を使った英語がかなり作りやすくなります。
次に英語で予定、相談、趣味の話をするときは、まず短く Can I talk to you? や Let's talk about it. から使ってみると、日常会話につなげやすくなります。
