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make 人 do と let 人 do の違い|「させる」と「させてあげる」を中学英語で整理

make 人 do と let 人 do の違いをやさしく整理する

英語で「〜させる」と言いたいとき、make 人 dolet 人 do はどちらも使えそうに見えます。

でも、中心の意味はかなり違います。make は「相手に行動させる」let は「相手がしたいことを許す・止めない」です。

この記事では、次のポイントを中学英語ベースで整理します。

  • make 人 dolet 人 do の基本の違い
  • なぜどちらも動詞の前に to を置かないのか
  • 「させる」「させてあげる」を英語でどう言い分けるか
  • 日常会話で使いやすい短い例文
  • 初心者が間違えやすいポイント
目次

結論:make は「させる」、let は「させてあげる」

まずはここだけ押さえれば大丈夫です。

  • make 人 do:人に何かをさせる、そうするように仕向ける
  • let 人 do:人が何かをするのを許す、自由にさせる

たとえば、同じ go home を使っても意味が変わります。

  • The teacher made us go home.
    先生は私たちを帰らせました。

  • The teacher let us go home.
    先生は私たちを帰らせてくれました。

1つ目は、先生の指示で帰ることになった感じです。2つ目は、帰りたい・帰ってよい状況を先生が許した感じです。

ここがポイント: 日本語の「させる」は、英語では1語で決まりません。相手に強く行動させるなら make、相手の希望や自由を認めるなら let を選びます。

コアイメージで見る make と let

文法の形だけで覚えると、すぐ混乱します。まずは動詞そのもののイメージをつかみましょう。

make のイメージ:何かを起こす

make には「作る」だけでなく、「ある状態を起こす」「そうなるようにする」という感覚があります。

そのため make 人 do は、次のような場面でよく使います。

  • 親が子どもに宿題をさせる
  • 先生が生徒にもう一度やり直させる
  • 上司が部下に報告させる
  • 何かが人を笑わせる、泣かせる、考えさせる

ポイントは、行動のきっかけが本人の自由だけではないことです。誰か、または何かが、その人を動かしています。

let のイメージ:止めずに通す

let は「許す」「そのままにする」というイメージです。

相手がやりたいこと、または自然に起こることを、こちらが止めない。そこから let 人 do は「〜させてあげる」「〜するのを許す」という意味になります。

よく使う場面は次のようなものです。

  • 親が子どもに遊びに行くことを許す
  • 友だちにスマホを使わせてあげる
  • 相手に先に話してもらう
  • 自分の気持ちを外に出す

let は、命令というより「許可」や「自由」に近い表現です。

形は同じ:make 人 do / let 人 do

makelet は意味が違いますが、文の形はよく似ています。

どちらも、人のあとに動詞の原形を置きます。

  • make + 人 + 動詞の原形
  • let + 人 + 動詞の原形

ここでいう「動詞の原形」は、gostudywaituse のような基本の形です。

  • make me wait
    私を待たせる

  • let me use it
    私にそれを使わせてくれる

to waitto use にしないところが大事です。British Council の文法説明でも、makelet は名詞のあとに to のない不定詞を続ける動詞として紹介されています。

make と let の違いを比較する

スマホでも見やすいように、表でざっくり整理します。

表現 基本イメージ よく使う場面 日本語の感じ 注意点
make 人 do 人に行動を起こさせる 指示、強制、原因、強い働きかけ 〜させる 少し強く聞こえることがある
let 人 do 人がするのを許す 許可、自由、相手の希望を認める場面 〜させてあげる、〜してもよい 「無理にさせる」意味では使わない

「親が子どもに勉強させる」は make

子どもが自分から勉強したいとは限らず、親が働きかけているなら make が自然です。

  • My parents make me study every night.
    両親は私に毎晩勉強させます。

この文は、本人の自由というより、親のルールや指示が中心です。

「親が子どもにゲームをさせてあげる」は let

子どもがゲームをしたくて、親がそれを許すなら let です。

  • My parents let me play games after dinner.
    両親は夕食後にゲームをさせてくれます。

こちらは「許可」の感じが出ます。

そのまま使える例文

短くて再利用しやすい例文で確認しましょう。

make 人 do の例文

  • The movie made me cry.
    その映画で私は泣いてしまいました。
    映画が原因で、自然に涙が出た場面です。

  • My boss made me work late.
    上司は私を遅くまで働かせました。
    自分の希望より、上司の指示が強く感じられます。

  • This question made me think.
    この質問は私に考えさせました。
    何かがきっかけになって、考える状態になったときに使えます。

let 人 do の例文

  • Please let me know.
    私に知らせてください。
    直訳は「私に知ることを許して」ですが、実際には「教えてください」の定番表現です。

  • My sister let me use her bag.
    姉は私に彼女のバッグを使わせてくれました。
    相手が使用を許してくれた場面です。

  • Let him speak.
    彼に話させてあげて。
    誰かが話そうとしているのを止めないで、という意味になります。

日常会話ではこう使う

会話では、make は少し強め、let は許可やお願いでよく出ます。

カフェでの会話

A: Can I sit here?
ここに座ってもいいですか?

B: Sure. Let me move my bag.
もちろん。バッグをどかしますね。

ここでの Let me... は「私に〜させてください」という形ですが、日本語では「〜しますね」と訳すと自然です。

家での会話

A: Did your parents let you go out?
ご両親は外出を許してくれた?

B: No. They made me stay home.
ううん。家にいさせられた。

この会話では、letmake の違いがはっきり出ています。外出を許すなら let、家にいるようにさせるなら make です。

よくある間違い

初心者がつまずきやすい点を、3つに絞って確認します。

間違い1:make 人 to do にする

make のあとに人を置く場合、次の動詞に to は付けません。

  • 不自然: My teacher made me to read the book.
  • 自然: My teacher made me read the book.
    先生は私にその本を読ませました。

ただし、受け身では to が出ることがあります。

  • I was made to read the book.
    私はその本を読まされました。

最初のうちは、まず能動態の make 人 do をしっかり覚えれば十分です。

間違い2:let 人 to do にする

let も同じく、次の動詞に to を付けません。

  • 不自然: Please let me to go.
  • 自然: Please let me go.
    行かせてください。

let me go は、状況によって「行かせて」「放して」という意味になります。

間違い3:「させる」を全部 make にする

日本語の「させる」は広い言葉です。

たとえば「子どもに遊ばせる」は、場面によって英語が変わります。

  • 親が子どもに外で遊ぶことを許す
    I let my child play outside.
    私は子どもを外で遊ばせてあげました。

  • 親が子どもに無理に外で遊ばせる
    I made my child play outside.
    私は子どもを外で遊ばせました。

2つ目は、子どもがあまり乗り気ではないのに親がそうさせた感じがあります。日本語だけを見るのではなく、「本人がしたかったのか」「誰かが強く動かしたのか」を見て選びましょう。

allow との違いも少しだけ

let に近い表現として allow があります。

  • let 人 do:日常会話でよく使う、やわらかい許可
  • allow 人 to do:少しかための表現。規則、手続き、説明文でも使いやすい

形にも注意が必要です。

  • My parents let me go out.
    両親は私の外出を許してくれました。

  • My parents allowed me to go out.
    両親は私の外出を許可してくれました。

letto なし、allowto あり。ここはセットで覚えると間違いにくくなります。

まとめ:本人の自由があるかを見る

make 人 dolet 人 do の使い分けは、単語の暗記よりも場面で考えると分かりやすくなります。

今日のポイントは次の3つです。

  • make 人 do は「人に〜させる」。指示、強制、原因の感じがある
  • let 人 do は「人に〜させてあげる」。許可や自由を認める感じがある
  • どちらも基本形は 人 + 動詞の原形 で、to は付けない

迷ったら、次の質問を自分にしてみてください。

  • 相手はそれをしたかった? → let
  • 誰かがそうするように動かした? → make
  • 許可の話? → let
  • 指示や原因の話? → make

次に英文を作るときは、日本語の「させる」をそのまま英訳する前に、「相手の自由があるか」を一度見るのが実用的です。

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