help 人 with と help 人 to do の違いをやさしく整理する
英語で「手伝う」と言いたいとき、まず覚えたいのはこの2つです。
- help 人 with 名詞:宿題、荷物、仕事など「手伝う対象」を言う
- help 人 to do 動詞:片づける、運ぶ、理解するなど「何をするのを助けるか」を言う
つまり、迷ったら最初に見るポイントは「手伝う内容を名詞で言うか、動作で言うか」です。
この記事では、help me with my homework と help me to do my homework のような形を、中学英語の文法を土台にして整理します。日常会話でそのまま使える短い例文も入れていきます。
結論:with は「対象」、to do は「行動」を言う
help の基本は「相手が何かをしやすくする」です。Cambridge Dictionary でも、help は「誰かが何かをするのを可能にしたり、簡単にしたりする」という意味で説明されています。
そのうえで、後ろに何を置くかで見え方が変わります。
help 人 with 名詞
with の後ろには、ふつう「もの・作業・問題」などの名詞を置きます。
- homework:宿題
- bags:バッグ、荷物
- dinner:夕食の準備
- English:英語
- this problem:この問題
例:
Can you help me with my homework?
宿題を手伝ってくれる?
この文では、「何をするか」よりも「宿題という作業を手伝ってほしい」が中心です。
help 人 to do 動詞
to do の後ろには、動詞の原形を置きます。
- to carry this box:この箱を運ぶ
- to understand this sentence:この文を理解する
- to clean the room:部屋を掃除する
- to choose a gift:プレゼントを選ぶ
例:
Can you help me to carry this box?
この箱を運ぶのを手伝ってくれる?
こちらは、「運ぶ」という行動がはっきり見えます。
ここがポイント:
withは「何を手伝う?」、to doは「何をするのを助ける?」と考えると組み立てやすくなります。
コアイメージ:help は「相手を楽にする」、with は「一緒に関わる」
この2つは、どちらも「手伝う」と訳せます。ただし、見ている場所が少し違います。
help の基本イメージ
help は、相手の負担を軽くする動詞です。
たとえば、友だちが重い箱を持っているとき、あなたが片側を持てば、その友だちは運びやすくなります。これが help の感覚です。
- 作業の一部をする
- アドバイスする
- 道具や情報を渡す
- 相手ができるように支える
全部 help で表せます。
with の基本イメージ
with は「一緒に」「それに関わって」という感覚を持つ前置詞です。
help me with my homework なら、「私」と「宿題」という作業に一緒に関わる感じです。必ずしも全部代わりにやるわけではありません。
help me with English なら、「英語の勉強全体を手伝う」という広めの言い方になります。
to do の基本イメージ
to do は、「これからする動作」を指します。
help me to study English なら、「英語を勉強する」という行動を助ける意味です。with English よりも、行動が少し具体的になります。
なお、Oxford Learner’s Dictionaries や Cambridge Grammar では、help somebody (to) do something の形が紹介されています。つまり、to は省略されることも多く、日常会話では help me carry this box も自然です。
使い分け:名詞で言うなら with、動作で言うなら to do
初心者のうちは、次のように考えると十分です。
| 表現 | 形 | 中心になるもの | 使いやすい場面 |
|---|---|---|---|
| help 人 with | help + 人 + with + 名詞 | 手伝う対象 | 宿題、仕事、荷物、問題、英語など |
| help 人 to do | help + 人 + to + 動詞 | 手伝う行動 | 運ぶ、選ぶ、理解する、準備するなど |
| help 人 do | help + 人 + 動詞 | 手伝う行動 | 日常会話でよく使う短い形 |
「宿題を手伝う」はどちらも言える
homework は名詞なので、まずはこの形が使いやすいです。
Please help me with my homework.
宿題を手伝ってください。
ただし、「宿題を終わらせるのを手伝う」と行動まで言いたいなら、次のようにも言えます。
Please help me to finish my homework.
宿題を終わらせるのを手伝ってください。
同じ「宿題」でも、言いたい中心が変わります。
- 宿題という作業を手伝う:
with my homework - 宿題を終わらせる行動を助ける:
to finish my homework
会話では to を省略した形もよく使う
help 人 to do は正しい形ですが、会話では to を抜いた形もよく使われます。
Can you help me carry this?
これを運ぶのを手伝ってくれる?
これは Can you help me to carry this? とほぼ同じ意味です。初心者はまず to do で文の形を理解し、慣れてきたら help 人 do も使えるようにすると自然です。
例文で覚える:日常で使いやすい形
ここでは、短く再利用しやすい例文で確認します。
help 人 with 名詞
Can you help me with this bag?
このバッグを持つのを手伝ってくれる?
買い物や旅行で、荷物を持つのをお願いするときに使えます。bag は名詞なので with が自然です。
My sister helped me with dinner.
姉が夕食の準備を手伝ってくれました。
dinner は「夕食そのもの」だけでなく、文脈によって「夕食の準備」を指せます。
The teacher helped me with English.
先生が英語を手伝ってくれました。
英語の勉強全体をざっくり言う形です。「発音を直す」「文法を説明する」など、具体的な中身は文脈で決まります。
help 人 to do / help 人 do
Can you help me to clean the room?
部屋を掃除するのを手伝ってくれる?
「掃除する」という動作が中心です。
This app helps me learn English.
このアプリは英語学習に役立ちます。
helps me to learn English としても意味は通じます。会話や広告文では、to を省いた短い形もよく見ます。
He helped his mother carry the bags.
彼はお母さんがバッグを運ぶのを手伝いました。
carry という動作を助けています。人と動作を続けて置く形に慣れると、会話で使いやすくなります。
短い会話例:カフェと旅行で使ってみる
実際の会話では、長い文にするより短く頼むことが多いです。
カフェで
A: Can you help me with the order?
注文を手伝ってくれる?
B: Sure. What do you want?
もちろん。何がほしい?
A: I want coffee, but I don't know the size.
コーヒーがほしいけど、サイズが分からないんだ。
ここでは the order という名詞を手伝うので、with がぴったりです。
旅行先で
A: Can you help me find the station?
駅を探すのを手伝ってくれますか?
B: Sure. It's near the park.
もちろんです。公園の近くですよ。
find the station という動作を助けるので、help me find が自然です。help me to find the station と言っても意味は通じます。
よくある間違い:with の後ろに動詞をそのまま置かない
形を混ぜると、不自然な英語になりやすいです。ここだけ押さえると、かなりミスを減らせます。
間違い1:help me with carry this bag
with の後ろに carry をそのまま置くのは不自然です。
不自然:Can you help me with carry this bag?
自然:Can you help me carry this bag?
自然:Can you help me with this bag?
carry this bag は動作なので、help me carry this bag にします。with を使うなら、this bag という名詞を置きます。
間違い2:help me to my homework
to の後ろには動詞が必要です。
不自然:Please help me to my homework.
自然:Please help me with my homework.
自然:Please help me to finish my homework.
my homework は名詞なので with。finish my homework は動作なので to finish と考えます。
間違い3:help と teach を混同する
help me with English は「英語を手伝う」です。先生のように体系的に教えるなら teach も使えます。
My teacher teaches me English.
先生は私に英語を教えてくれます。
My teacher helps me with English.
先生は私の英語学習を手伝ってくれます。
teach は「教える」、help は「できるように支える」です。どちらも近い場面で使えますが、役割の見え方が違います。
まとめ:まずは「名詞か動作か」で選ぶ
help 人 with と help 人 to do の違いは、難しい文法用語で覚えなくても大丈夫です。
今日のポイントはこの3つです。
- 名詞を言うなら
help 人 with 名詞 - 動作を言うなら
help 人 to doまたはhelp 人 do - 会話では
Can you help me with this?やCan you help me carry this?が使いやすい
次に英語で「手伝って」と言いたくなったら、まず後ろに置きたい内容を見てください。
homework、bags、English のような名詞なら with。carry、clean、find のような動作なら help me do。この判断だけで、かなり自然な英文に近づきます。
