sorry for と sorry to の違いは?謝罪と「残念です」を自然に言い分ける基本
英語で「ごめんなさい」「残念です」と言いたいとき、I'm sorry for ... と I'm sorry to ... はどちらもよく出てきます。結論から言うと、sorry for は「理由・原因」に目を向ける表現、sorry to は「これから言うこと・すること」や「聞いて残念なこと」に向かう表現です。
この記事で分かることは、次の3つです。
sorry forとsorry toの基本的な違い- 謝罪なのか、残念な気持ちなのかを見分けるコツ
- 日常会話でそのまま使いやすい短い例文
難しい文法用語よりも、for と to のイメージから整理していきます。
まず結論:for は「何について」、to は「何をして」
sorry for は、謝る理由や残念に思う対象を後ろに置きます。
- I’m sorry for the mistake.
そのミスについて申し訳ありません。 - I’m sorry for being late.
遅れてすみません。
一方、sorry to は、後ろに動詞を置いて「〜してすみません」「〜して残念です」という形で使います。
- I’m sorry to bother you.
邪魔してすみません。 - I’m sorry to hear that.
それを聞いて残念です。
ざっくり言うと、選び方はこうです。
- sorry for + 名詞 / 動名詞:何について謝るのか、何を残念に思うのか
- sorry to + 動詞の原形:これからすること、今したこと、聞いたことへの気持ち
ここがポイント: 「ごめん」の理由を言うなら
sorry for、そのあとに動作を続けるならsorry toと考えると、初心者でもかなり選びやすくなります。
コアイメージで見る for と to
前置詞を丸暗記だけで覚えると、表現が増えたときに迷いやすくなります。ここでは中学英語レベルの感覚で見ていきましょう。
for は「〜のために・〜について」
for には「〜のために」というイメージがありますが、sorry for では「そのことを理由に」という感覚で使うと分かりやすいです。
- mistake:ミス
- being late:遅れたこと
- the trouble:迷惑
- your loss:相手の喪失、悲しい出来事
つまり、sorry for ... の後ろには「謝罪や残念な気持ちの原因」が来ます。
to は「〜へ向かう」
to は「〜へ」という方向のイメージがあります。sorry to + 動詞 では、気持ちがその動作に向かっています。
- to bother you:あなたを邪魔することへ
- to interrupt:話をさえぎることへ
- to hear that:それを聞くことへ
- to say this:これを言うことへ
to の後ろには、基本的に動詞の原形が来ます。I'm sorry to late. のようには言いません。
sorry for と sorry to の使い分け
違いを表にすると、全体像がつかみやすくなります。
| 表現 | 基本イメージ | よく使う形 | 使う場面 |
|---|---|---|---|
| sorry for | 理由・原因に対して申し訳ない / 残念 | sorry for + 名詞 / 動名詞 | ミス、遅刻、迷惑、相手のつらい状況 |
| sorry to | 動作や知らせに対して申し訳ない / 残念 | sorry to + 動詞の原形 | 邪魔する、言う、聞く、知らせる |
謝罪なら sorry for が基本
自分がしたことについて謝るなら、まず sorry for が使いやすいです。
- I’m sorry for the delay.
遅れてしまい申し訳ありません。 - I’m sorry for my mistake.
私のミスですみません。
for の後ろには、謝る対象がはっきり入ります。仕事のメールでも日常会話でも使いやすい形です。
これから相手に何かするなら sorry to
相手の時間を取る、話をさえぎる、悪い知らせを伝える。こういうときは sorry to + 動詞 が自然です。
- Sorry to interrupt.
話をさえぎってすみません。 - I’m sorry to ask, but can you help me?
お願いして申し訳ないのですが、手伝ってもらえますか。
この sorry to は、「今からこういうことをしますが、すみません」という前置きとしてよく使われます。
「それは残念です」は sorry to hear that
相手から悪い知らせを聞いたときは、I'm sorry to hear that. が定番です。
これは「私が悪かった」という謝罪ではなく、「それを聞いて残念です」「大変でしたね」という気持ちを表します。Cambridge Dictionary や Oxford Learner’s Dictionaries でも、sorry は謝罪だけでなく、悲しみ・同情・残念な気持ちを表す語として説明されています。
- I lost my wallet.
財布をなくしたんだ。 - I’m sorry to hear that.
それは大変だったね。
日本語の「すみません」だけで考えると謝罪に見えますが、英語の sorry は相手のつらい話を受け止めるときにも使います。
そのまま使える例文
ここからは、初心者が日常会話で使いやすい短い例文を見ていきます。
sorry for の例文
-
I’m sorry for being late.
遅れてすみません。
遅刻した理由について謝るときの基本形です。 -
I’m sorry for the noise.
うるさくしてすみません。
家、ホテル、カフェなどで使いやすい表現です。 -
I’m sorry for the trouble.
ご迷惑をおかけしてすみません。
少し丁寧に謝りたいときに便利です。 -
I’m sorry for your loss.
お悔やみ申し上げます。
相手が大切な人を亡くしたときに使う表現です。軽い場面では使いません。
sorry to の例文
-
I’m sorry to bother you.
お邪魔してすみません。
相手に質問したいとき、声をかけたいときの前置きに使えます。 -
Sorry to interrupt.
話をさえぎってすみません。
会議や会話に入るときに短く使えます。 -
I’m sorry to hear that.
それを聞いて残念です。
相手の悪い知らせに返す定番表現です。 -
I’m sorry to say this, but I can’t go.
こんなことを言って申し訳ないけれど、行けません。
言いにくいことを伝える前に使います。
短い会話例で確認しよう
実際の会話では、長い文より短い一言がよく使われます。
カフェで席を立つとき
A: I’m sorry for the noise.
うるさくしてすみません。
B: That’s okay.
大丈夫ですよ。
ここでは「音」という原因に対して謝っているので、sorry for the noise が自然です。
仕事中に声をかけるとき
A: Sorry to bother you. Do you have a minute?
お忙しいところすみません。少し時間ありますか。
B: Sure. What’s up?
もちろん。どうしましたか。
ここでは「声をかける・邪魔をする」という動作に向かっているので、sorry to bother you が合います。
悪い知らせを聞いたとき
A: My flight was canceled.
飛行機がキャンセルされたんだ。
B: I’m sorry to hear that.
それは大変だったね。
この場合、Bは謝っているのではなく、相手の困った状況に対して残念な気持ちを伝えています。
よくある間違い
形を少し間違えるだけで、不自然に聞こえることがあります。ここは短く押さえておきましょう。
間違い1:I’m sorry to late.
これは不自然です。late は動詞ではないので、sorry to の後ろにそのまま置けません。
- 誤: I’m sorry to late.
- 正: I’m sorry for being late.
遅れてすみません。
「遅れたこと」について謝るので、for being late にします。
間違い2:I’m sorry for hear that.
for の後ろに動詞をそのまま置くことはできません。
- 誤: I’m sorry for hear that.
- 正: I’m sorry to hear that.
それを聞いて残念です。
hear という動作を続けるので、ここでは to hear を使います。
間違い3:I’m sorry to you.
「あなたに謝ります」と言いたくて I'm sorry to you. とすると、かなり不自然です。
相手に謝るなら、ふつうは次のように言います。
- I’m sorry.
ごめんなさい。 - I’m sorry for what I said.
私が言ったことについてごめんなさい。 - I apologized to my friend.
友達に謝りました。
to 人 を使いたいなら、say sorry to 人 や apologize to 人 の形で覚えると安全です。
sorry about も知っておくと便利
sorry for と sorry to が中心ですが、会話では sorry about もよく出ます。
- I’m sorry about yesterday.
昨日はごめんね。 - I’m sorry about the meeting.
会議のことはすみません。
sorry about は、出来事全体をふわっと指すときに使いやすい表現です。sorry for のほうが、原因や責任を少しはっきり出しやすいことがあります。
ただし、実際の英語では重なる場面もあります。
- Sorry for the delay.
- Sorry about the delay.
どちらも通じます。仕事の連絡で「遅れたこと」への謝罪をはっきり言うなら、Sorry for the delay. が覚えやすい基本形です。
まとめ:迷ったら後ろの形を見る
sorry for と sorry to は、日本語にするとどちらも「すみません」「残念です」になりやすい表現です。迷ったら、意味だけでなく後ろの形を見ましょう。
sorry for + 名詞:I’m sorry for the mistake.sorry for + 動名詞:I’m sorry for being late.sorry to + 動詞の原形:I’m sorry to bother you.- 悪い知らせへの返事:I’m sorry to hear that.
今日まず覚えるなら、この2文で十分です。
- I’m sorry for being late.
遅れてすみません。 - I’m sorry to hear that.
それは大変でしたね。
謝る理由を言うのか、これからする動作や聞いた内容に気持ちを向けるのか。そこを見分けると、sorry for と sorry to はかなり使いやすくなります。
