responsible for と in charge of の違いをやさしく整理:担当・責任を英語でどう言う?
仕事や学校の話で「私はこの担当です」「この件の責任者です」と言いたいとき、be responsible for と be in charge of はどちらも使えます。
ただし、中心にあるイメージは少し違います。be responsible for は「結果や義務に責任がある」、be in charge of は「その場で管理・指示する立場にある」 と考えると、かなり選びやすくなります。
この記事で分かることは次の3つです。
be responsible forとbe in charge ofの基本の違い- 「担当」「責任者」「管理している」を英語でどう言い分けるか
- 仕事、学校、旅行、日常会話でそのまま使える短い例文
まず結論:責任なら responsible、管理役なら in charge
最初に、ざっくり使い分けを押さえましょう。
be responsible for は、ある仕事・人・結果について「自分が責任を持つ」と言う表現です。失敗したときに説明したり、最後までやり切ったりする立場が見えます。
一方、be in charge of は、ある仕事・人・場所などを「任されている」「取りまとめている」と言う表現です。チームを動かす、店を管理する、イベントを仕切る、という場面でよく合います。
ここがポイント: 迷ったら、「責任を負う」なら
responsible for、「現場を仕切る・管理する」ならin charge ofと考えると自然です。
使い分けの早見表
| 表現 | 中心イメージ | よく使う場面 | 日本語にしやすい訳 |
|---|---|---|---|
be responsible for |
責任を持つ、義務がある | 仕事の結果、担当業務、ミス、世話 | 〜に責任がある、〜を担当している |
be in charge of |
管理・指揮する立場にある | チーム、店、イベント、現場 | 〜を任されている、〜の責任者である |
responsible for のコアイメージ
responsible は「責任がある」という意味の形容詞です。後ろに for を置くと、「何に対して責任があるのか」を示せます。
英英辞典でも、responsible は「仕事や義務を持っている」「何かの原因である」といった意味で説明されています。ここで大事なのは、単に「係です」だけでなく、その仕事の結果まで引き受ける感じがあることです。
for は「向かう先」を示す
中学英語で習う for には、「〜のために」「〜に対して」という感覚があります。
be responsible for the report なら、責任が向かう先は the report です。
the reportを作る- 内容を確認する
- 期限までに出す
- 問題があれば説明する
このように、for の後ろに来るものが「自分の責任範囲」になります。
人にも仕事にも使える
be responsible for は、物・仕事・人のどれにも使えます。
-
I am responsible for the report.
私はそのレポートを担当しています。 -
She is responsible for customer support.
彼女はカスタマーサポートを担当しています。 -
Parents are responsible for their children.
親は子どもに責任があります。
最後の例では、ただ「担当している」よりも「世話をする義務がある」という意味が強くなります。
in charge of のコアイメージ
charge にはいろいろな意味がありますが、in charge of では「管理・責任を任されている状態」という意味で使います。
Cambridge Dictionary では in charge を「人や物を管理している、または責任を持っている人」といった意味で説明しています。つまり、in charge of は「その場で動かす人」「管理する人」というイメージです。
in charge は「管理する位置にいる」
in は「中にいる」という前置詞です。
in charge of the team と言うと、チームというまとまりの中で、指示を出したり、状況を見たりする立場にいる感じになります。
- チームをまとめる
- スケジュールを確認する
- メンバーに指示する
- 現場の判断をする
こういう動きがあるとき、be in charge of がよく合います。
「責任者です」に近いことが多い
be in charge of は、日本語の「責任者です」「任されています」に近い場面で使いやすい表現です。
-
He is in charge of the sales team.
彼は営業チームを任されています。 -
Who is in charge of this event?
このイベントの責任者は誰ですか。 -
I am in charge of the front desk today.
今日は私が受付を担当しています。
この場合の「担当」は、ただ作業をするだけでなく、その場所や人を管理する役目が含まれます。
場面で見る使い分け
2つの表現は重なることもあります。特に仕事の説明では、どちらを使っても大きく間違いではない場合があります。
ただし、話し手が何を強調したいかで自然な表現が変わります。
仕事の結果を言うなら responsible for
成果物や業務範囲を説明するときは、be responsible for が自然です。
I am responsible for writing the weekly report.
私は週次レポートを書く担当です。
ここでは「レポートを書く」という仕事そのものに責任があります。誰かに指示を出すより、自分がその業務を引き受けている感じです。
チームや現場をまとめるなら in charge of
人や場所を管理する立場なら、be in charge of が合います。
I am in charge of the project team.
私はプロジェクトチームを任されています。
この文では、自分で作業するだけでなく、チーム全体を見ている立場が伝わります。
両方使えるが、焦点が変わる場合
同じ project でも、言い方で焦点が変わります。
-
I am responsible for this project.
私はこのプロジェクトに責任があります。 -
I am in charge of this project.
私はこのプロジェクトを任されています。
1つ目は「結果への責任」が強めです。2つ目は「管理・指揮する立場」が強めです。
短く言えば、responsible for は責任の重さ、in charge of は立場や役割が前に出ます。
そのまま使える例文
ここでは、初心者でも使いやすい短めの例文を場面別に見ていきます。
仕事で使う
-
I am responsible for the schedule.
私はスケジュールを担当しています。
会議や作業の予定を管理する責任があるときに使えます。 -
She is in charge of the meeting.
彼女がその会議を仕切っています。
会議の進行役や取りまとめ役を表すときに自然です。 -
Our team is responsible for customer support.
私たちのチームはカスタマーサポートを担当しています。
チームの業務範囲を説明するときに使えます。
学校・イベントで使う
-
Tom is in charge of the school festival.
トムは学園祭を任されています。
イベント全体をまとめる役を言いたいときに合います。 -
I am responsible for bringing the drinks.
私は飲み物を持ってくる係です。
具体的なタスクを担当しているときに使いやすい文です。
日常会話で使う
-
Who is in charge here?
ここでは誰が責任者ですか。
お店や受付で、担当者や管理者を聞きたいときに使えます。 -
I’m responsible for my little brother today.
今日は私が弟の世話をしています。
人の世話や安全に責任がある場面で使えます。
短い会話例で確認しよう
会話では、長く説明しなくても表現の選び方で役割が伝わります。
会社での会話
A: Who is in charge of this project?
このプロジェクトの責任者は誰ですか。
B: Ms. Sato is in charge of it.
佐藤さんが担当責任者です。
A: What are you responsible for?
あなたは何を担当していますか。
B: I’m responsible for the budget.
私は予算を担当しています。
この会話では、佐藤さんはプロジェクト全体をまとめる人です。Bさんは、その中の「予算」という具体的な範囲に責任があります。
旅行中の会話
A: Who is in charge of the tickets?
チケットは誰が管理しているの。
B: I am. I’m responsible for everyone’s tickets.
私だよ。みんなのチケットを預かっているから。
ここでは、in charge of the tickets は「チケット管理の係」、responsible for everyone’s tickets は「なくさないように責任を持つ」という感じです。
よくある間違い
似ている表現なので、少しの違いで不自然に聞こえることがあります。基本は難しくありません。
間違い1:for を忘れる
responsible の後ろに「何に責任があるか」を置くときは、ふつう for が必要です。
- 不自然:
I am responsible the report. - 自然:
I am responsible for the report.
私はそのレポートを担当しています。
responsible だけでも使えますが、その場合は「責任感がある」「信頼できる」という意味になることがあります。
She is responsible.
彼女は責任感があります。
これは She is responsible for the event. とは意味が違います。
間違い2:in charge for と言ってしまう
in charge の後ろに対象を置くときは、of を使います。
- 不自然:
He is in charge for the team. - 自然:
He is in charge of the team.
彼はそのチームを任されています。
of は「〜について」「〜を」という対象を示す感覚です。in charge of A で「Aを管理している」と覚えると使いやすいです。
間違い3:何でも in charge of にする
in charge of は「管理する立場」があるときに特に自然です。
たとえば、ただ自分がメールを書く担当なら、次の文の方が分かりやすいです。
- 自然:
I am responsible for sending the email.
私はそのメールを送る担当です。
I am in charge of sending the email. も文としてはあり得ますが、少し「その作業を任されて管理している」感じが出ます。単なる1つの作業なら responsible for の方が使いやすいです。
まとめ:担当の範囲か、管理する立場かを見る
be responsible for と be in charge of は、どちらも「担当」「責任」に関係する便利な表現です。
今日覚えるポイントはこの3つです。
be responsible forは「〜に責任がある」「〜を担当している」be in charge ofは「〜を任されている」「〜を管理している」- 仕事の結果や具体的な作業なら
responsible for、チームや現場をまとめるならin charge of
次に英語で自己紹介や仕事説明をするときは、まず「自分は何の結果に責任があるのか」「何を管理している立場なのか」を考えてみてください。
たとえば、予算なら I’m responsible for the budget.。チーム全体なら I’m in charge of the team.。この2文を分けて言えるだけで、「担当」と「責任者」の違いがかなり伝わりやすくなります。
