be similar to と be different from の違いをやさしく整理する
英語で「似ている」「違う」を言いたいとき、まず覚えたい基本コンボは be similar to と be different from です。
結論から言うと、be similar to は「比べた相手に近い」、be different from は「比べた相手から離れている」 という感覚で使います。
この記事で分かることは、次の3つです。
be similar toとbe different fromの基本の意味toとfromのイメージから見た使い分け- 日常会話でそのまま使いやすい例文と間違いやすいポイント
結論:似ているなら similar to、違いを出すなら different from
similar は「似ている」という意味の形容詞です。あとに比べる相手を置くときは、よく to を使います。
A is similar to B.- AはBに似ています。
一方、different は「違う」という意味の形容詞です。あとに比べる相手を置くときは、基本として from を使います。
A is different from B.- AはBと違います。
ここがポイント:
similar toは「Bに近い」、different fromは「Bから離れている」と考えると、丸暗記より使いやすくなります。
たとえば、スマホを買う場面ならこう言えます。
-
This phone is similar to my old one.
このスマホは前のものに似ています。 -
This phone is different from my old one.
このスマホは前のものと違います。
同じ2つのものを比べていても、話し手が「似ている点」を見ているのか、「違う点」を見ているのかで表現が変わります。
コアイメージ:to は近づく、from は離れる
ここでは難しい文法用語より、前置詞の感覚で見ていきます。
be similar to:比べる相手に近い
to には「〜へ」「〜に向かって」という基本イメージがあります。
be similar to B は、AをBのほうへ近づけて見ている感じです。完全に同じではありません。でも、形、使い方、雰囲気などが近いときに使えます。
- 見た目が似ている
- 使い方が似ている
- 考え方や特徴が似ている
- ある商品やサービスが別のものに似ている
大事なのは、similar は「同じ」ではなく「似ている」です。完全一致なら same を使います。
be different from:比べる相手から離れている
from には「〜から」という基本イメージがあります。
be different from B は、AがBから離れている、つまり「同じではない」と見る表現です。違う点に注目したいときに使います。
- 見た目が違う
- 味が違う
- やり方が違う
- 考え方やルールが違う
Cambridge Dictionary でも different from は「同じではない」という意味で説明されています。初心者はまず different from を基本形として覚えると安全です。
違いを表で確認する
2つの表現は、どちらも「比較する」ときに使います。ただし、見る方向が反対です。
| 表現 | 基本イメージ | 使う場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|
be similar to |
相手に近い | 似ている点を伝える | same ほど強くない |
be different from |
相手から離れている | 違う点を伝える | from を忘れやすい |
たとえば、カフェで新しいメニューを見たときに、前に飲んだものと近い味なら similar to、はっきり違う味なら different from が合います。
-
This tea is similar to green tea.
このお茶は緑茶に似ています。 -
This tea is different from green tea.
このお茶は緑茶とは違います。
どちらも文法的にはシンプルです。中学英語の be動詞 + 形容詞 + 前置詞 + 比べる相手 の形で作れます。
例文で使い方をつかむ
ここでは、日常会話で使いやすい短い例文を見ていきます。
be similar to の例文
similar to は「似ている点」をやわらかく伝えるときに便利です。
-
Your bag is similar to mine.
あなたのバッグは私のものに似ています。
持ち物を比べるときに使いやすい文です。 -
This app is similar to that one.
このアプリはあれに似ています。
アプリやサービスの機能が近いときに使えます。 -
Her idea is similar to mine.
彼女の考えは私の考えに似ています。
意見やアイデアを比べるときに自然です。 -
This shop is similar to a convenience store.
このお店はコンビニに似ています。
旅行先などで店のタイプを説明するときに使えます。
be different from の例文
different from は「違い」をはっきり伝えたいときに使います。
-
This bus is different from the usual one.
このバスはいつものものと違います。
乗り物やルートの違いを伝える場面に合います。 -
American English is different from British English.
アメリカ英語はイギリス英語と違います。
発音や単語の違いを話すときによく使える形です。 -
This rule is different from the old rule.
このルールは前のルールと違います。
学校、職場、スポーツ観戦などで使えます。 -
My schedule is different from yours.
私の予定はあなたの予定と違います。
約束や予定を確認するときに便利です。
短い会話例:買い物と日常会話で使う
会話では、長く説明するよりも、短い文で比べる相手を出すと伝わりやすくなります。
買い物で
A: Is this jacket similar to the one online?
このジャケットはネットで見たものに似ていますか?
B: Yes, but the color is different from the photo.
はい。でも色は写真と違います。
ここでは、ジャケット全体は似ているけれど、色は違うと言っています。similar to と different from を同じ会話の中で使い分けています。
予定を比べるとき
A: Is your schedule similar to mine?
あなたの予定は私の予定に近いですか?
B: Not really. Mine is different from yours.
あまり近くないです。私の予定はあなたのものと違います。
mine は「私のもの」、yours は「あなたのもの」です。予定、持ち物、意見などを比べるときによく使えます。
よくある間違い
この2つは形が短いので使いやすい一方、前置詞や意味の強さで間違えやすいところがあります。
1. similar のあとに from を使ってしまう
similar のあとに比べる相手を置くときは、基本は to です。
- 不自然:
This bag is similar from mine. - 自然:
This bag is similar to mine.
このバッグは私のものに似ています。
similar to をひとまとまりで覚えると迷いにくくなります。
2. different のあとに to を使うか迷う
学習者向けには、まず different from を基本として覚えるのがおすすめです。
Cambridge Grammar では、different from、different to、different than の使い分けにも触れています。実際には地域や文の形によって別の言い方も見かけますが、初心者が日常会話や作文で使うなら、different from がいちばん扱いやすい基本形です。
- 基本:
This book is different from that one.
この本はあの本と違います。
3. similar と same を同じ意味で使う
similar は「似ている」、same は「同じ」です。
-
These two shirts are similar.
この2枚のシャツは似ています。 -
These two shirts are the same.
この2枚のシャツは同じです。
色や形が近いだけなら similar。まったく同じ商品、同じサイズ、同じ色だと言いたいなら the same を使います。
4. different だけで終わって、何と違うか分からない
会話では It’s different. だけでも通じることがあります。ただ、初心者が練習するなら、何と違うのかまで言うと分かりやすくなります。
-
短い:
It’s different.
それは違います。 -
はっきり:
It’s different from the old one.
それは前のものと違います。
比べる相手を入れると、聞き手が状況をつかみやすくなります。
まとめ:比べる方向で覚える
be similar to と be different from は、どちらも中学英語の形で作れる便利な比較表現です。
今日覚えるポイントはこの3つです。
be similar toは「〜に似ている」be different fromは「〜と違う」toは近づく感じ、fromは離れる感じで考える
まずは身近なものを1つ選んで、短い文を作るのがおすすめです。
-
My phone is similar to yours.
私のスマホはあなたのものに似ています。 -
My phone is different from yours.
私のスマホはあなたのものと違います。
同じスマホを見ても、「似ている」と言いたいのか、「違う」と言いたいのかで英語は変わります。次に買い物、予定、アプリ、学校や仕事のルールを比べるとき、この2つを声に出して使ってみてください。
