keep up with・keep away from・keep in mind の違いをやさしく整理
keep は「持っている」だけでなく、ある状態をそのまま続けるイメージでよく使われます。
この記事では、日常会話で見かけやすい次の3つを、中学英語ベースで整理します。
- keep up with:遅れずについていく
- keep away from:近づかない、避ける
- keep in mind:覚えておく、心に留める
同じ keep でも、後ろに来る up with / away from / in mind によって、使う場面がかなり変わります。まずは「keep = 状態を保つ」と考えると、丸暗記より理解しやすくなります。
結論:3つは「何を保つか」が違う
いちばん大事なのは、keep の後ろを見ることです。
- keep up with は「同じペースを保つ」
- keep away from は「離れた状態を保つ」
- keep in mind は「頭の中に入れた状態を保つ」
つまり、3つとも keep の中心には「続ける・保つ」があります。ただし、保つものが違います。
| 表現 | 基本イメージ | よく使う場面 | 日本語の目安 |
|---|---|---|---|
| keep up with | 相手や流れに遅れない | 仕事、勉強、会話、ニュース、歩く速さ | ついていく、遅れない |
| keep away from | 危ないもの・避けたいものから離れる | 危険、病気、悪い習慣、場所 | 近づかない、避ける |
| keep in mind | 大事なことを頭に入れておく | 注意点、条件、予定、アドバイス | 覚えておく、心に留める |
ここがポイント: keep は「キープする」と考えてよいですが、日本語の「キープ」と同じ範囲で使えるとは限りません。英語では、後ろの語とセットで意味を見ます。
keep のコアイメージは「そのまま続ける」
中学英語で keep を習うと、まず “keep a diary”(日記をつける)や “keep quiet”(静かにしている)を思い出すかもしれません。
ここで共通しているのは、「何かを持ち続ける」「ある状態を続ける」という感覚です。
up with:上がったペースについていく
up には「上へ」「活動している」「遅れず保つ」という感覚があります。with は「一緒に」です。
そのため keep up with は、相手や変化と同じペースを保つイメージになります。
- クラスの授業についていく
- 友達の歩く速さについていく
- 最新ニュースを追い続ける
away from:そこから離れている
away は「離れて」、from は「〜から」です。
keep away from は、危ないものや避けたいものから距離を保つ表現です。物理的に近づかない場合にも、悪い習慣を避ける場合にも使えます。
in mind:頭の中に入れておく
mind は「心」「頭の中」「考え」を表します。
keep in mind は、大事な情報を忘れずに頭の中に置いておく感じです。命令文の “Keep in mind that …” は、「〜ということを覚えておいてください」という意味でよく使われます。
使い方の違い:どの場面で選ぶ?
3つは日本語にすると似て見えることがありますが、選び方はかなりはっきりしています。
keep up with は「遅れたくない」とき
相手、スピード、情報、仕事量などに遅れずについていくときに使います。
- 授業が速い
- 職場の変化が多い
- 会話のスピードについていけない
このように「自分が遅れそう」という場面に合います。
keep away from は「近づくとよくない」とき
危険な場所、体に悪いもの、トラブルになりそうな人や行動などを避けるときに使います。
単に「行かない」ではなく、近づかない状態を保つ感じが出ます。
keep in mind は「忘れず考えに入れる」とき
予定、条件、注意点、相手の事情などを、判断するときに忘れないようにする表現です。
「覚える」だけなら remember もありますが、keep in mind は「その情報を頭に置いたうえで考える」という感じが強くなります。
例文で覚える
短い文で、使う場面ごとに見ていきましょう。
keep up with の例文
I can’t keep up with this class.
この授業についていけません。
授業のスピードや内容が速くて、遅れていると感じる場面で使えます。
She walks fast, so I can’t keep up with her.
彼女は歩くのが速いので、ついていけません。
人の歩く速さにも使えます。with の後ろには、人や流れが来ます。
It’s hard to keep up with the news.
ニュースについていくのは大変です。
情報の変化が速いときにも自然です。
keep away from の例文
Keep away from the fire.
火に近づかないでください。
危険なものから離れてほしいときの、分かりやすい命令文です。
I try to keep away from sweets at night.
夜は甘いものを避けるようにしています。
食べ物や習慣にも使えます。「近づかない」から「手を出さない」に広がっています。
Please keep away from this area.
このエリアには近づかないでください。
工事現場や立ち入りを避けてほしい場所などで使えます。
keep in mind の例文
Keep in mind that the shop closes at six.
その店は6時に閉まることを覚えておいてください。
予定を立てる前に、注意点として伝える文です。
I’ll keep your advice in mind.
あなたのアドバイスを心に留めておきます。
相手の助言を受け止めるときに使えます。
Keep this rule in mind.
このルールを覚えておいてください。
授業、仕事、ゲームのルール説明などで使いやすい形です。
短い会話例
日常会話では、長い文にしなくても十分使えます。
旅行中の会話
A: We need to keep up with the group.
私たちはグループについていかないといけないね。
B: Right. And we should keep away from that busy road.
そうだね。それに、あの交通量の多い道路には近づかないほうがいいね。
A: Good point. Let’s keep in mind that the museum closes at five.
いいね。博物館は5時に閉まることも覚えておこう。
3つを並べると、役割の違いが見えます。
- keep up with the group:グループに遅れない
- keep away from that busy road:道路から離れる
- keep in mind that …:閉館時間を覚えておく
よくある間違い
間違いやすいところは、直訳で考えすぎる部分です。
“keep up with” を「上に保つ」と訳さない
keep up with は、物を上に保つ意味ではありません。
× I keep up with my bag.
○ I keep my bag with me.
バッグを手元に持っています。
keep up with は「ペースや変化についていく」ときに使います。
“keep away from” と “go away from” を混ぜない
go away from は「〜から離れて行く」という動きに近い表現です。
keep away from は、離れた状態を続けることにポイントがあります。
- Go away from the door.:ドアから離れて。
- Keep away from the door.:ドアに近づかないで。
命令としてはどちらも近い場面で使えますが、keep away from のほうが「今後も近づかないで」という感じが出ます。
“keep in mind” の後ろは that 節も使える
「〜ということを覚えておく」と言いたいときは、that を使うと便利です。
Keep in mind that it may rain.
雨が降るかもしれないことを覚えておいてください。
初心者はまずこの形を覚えると使いやすいです。
- Keep in mind that + 文
- Keep + 名詞 + in mind
- Keep in mind + 名詞
どれも見かけますが、長い内容を言うときは “Keep in mind that …” が分かりやすい形です。
まとめ:keep は「状態を保つ」でつなげて覚える
今日の3つは、別々に暗記するより、keep のイメージでつなげると整理しやすくなります。
- keep up with:相手・授業・ニュースなどに遅れずついていく
- keep away from:危険なもの、避けたいものから離れている
- keep in mind:大事なことを頭に入れておく
次に英語で keep を見たら、後ろの語をチェックしてください。up with ならペース、away from なら距離、in mind なら頭の中。そこを見るだけで、文全体の意味がかなりつかみやすくなります。
